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Chiami il mio nome,Dica che lei amato.00

頭の中の消しゴム系リボツナ。
続きます




=私の名前を呼んで、貴方を愛してると言って
*
*

「ん、なんだっけ、」

最初の言葉はそんなもの。

自分はというと、少しの違和感さへ感じる事無く、物忘れか良いご身分だなおいと思ったくらいのもので、

徐々にそれがひどくなるなんて想いもしなかったし、もしそうして物忘れがひどくなったとしてもそれは年齢か、はたまたこの仕事柄の仕方ないことだと思っていた。

こんなにも早く、ありえない別れなんてある筈がなかったのにと、今更ながらに愛しさに胸がつぶれそうになった。

何故、どうして、

そう問うても、目の前にいる彼はそんなこと分かりはしない。

そう、だって自分のことさへも、そして、何度も愛してるといったこの黒尽くめの呪われた暗殺者のことさへも、わからないのだから。



久しぶりに、やっとのことで探し出した彼は、彼と思えないような彼だった。

綺麗な眸はそのままでも、そこに宿っていた誰にも犯されない強い光は、今は弱々しく、どこか不安げに揺れていた。懐かしいふわふわの茶色い髪も、ちゃんとした手入れをされていた時と違って、まるで出会った頃のようにふんわりと風に揺れるように癖をつけていた。白い肌は病的で、薄い皮膚に青白い血管がうっすらと浮き出ていた。

思い出す日々に、今彼がそのなかにいないことに、涙があふれそうで、抑えるのが大変で、

少し、うつむいて帽子の蔭に眸を隠す。

「どうしたんです、か、哀しいんですか」

あどけない、姿は多少しか変わっていないというのに。

彼の記憶には自分も、一緒にくらした仲間も存在しないのだ。

「なんでも、ねえ.......ツナ、」

言えば、何か変わるかもしれないなんて期待なんてしない。

思い出す筈ないんだから、と。

「ツナ、ですか、ああ、どこかで聞いた事あるような.....えっと、えっと................なんだっけ、えっと........................すみません、思い出せない。」



「俺のことは、知ってるか、」

「え、貴方ですか、...............ん...................どこかで、逢いました、か?」











「いや、どうだったかな」















続く
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