曇りのち晴れ
リボツナ。
みっじかいですヨ!
みっじかいですヨ!
*
*
天気予報では午後からは晴れると言っている。
けれど、外はまだ薄暗く、それでも蒸し暑く呼吸がつまりそうだ。
車の後部座席、少しだけ窓を開けて空を見上げた。
「ん、早く晴れたらいいのになあ」
曇り空のせいか、それともこれからある取引のせいか、気分は最悪で。
そんななか天気までとはそうとうやりきれなかった。
車の窓ガラスは中が見えないようにと黒くなっていて、開けなければ常に空は薄暗い。
隣に座る家庭教師は聞いているのかいないのか、返事をせずに頬杖をついてこちらは窓も開けずに空をながめていた。
「リボーン、それで外見える?」
気になって問うと、なんともそっけない、
「ああ」
と一言。
少しだけ肩を落としてまた空を眺めた。
車を運転するファミリーのなかでも守護者以外で信用できる一人は、ドンボンゴレの話ならいつだって「そうですね」とかで、つまらない。
けれど、まだリボーンのそっけない、いかにも興味のなさそうな返事の方がまだましだ。
するすると流れて行く景色。
ぼうっと眺めていたなら、ふいに体温を感じる左手。
「え、」
視線でそれを追ってゆけば、黒いスーツ、そして、昇ってゆくと。
(うわ。なんて顔してんの、リボーン)
熱いまなざしに、気温云々ではなくくらりときて、頬を熱が上がってくるのを感じた。
思わず視線をそらしてしまった。
左横から、ふん、と笑う声が聞こえる。
ますます上がる体温に、空よりまえに心が晴れてしまった。
「......ばかリボーン」
「んだ、だめツナ」
リボーンが体を寄せてくる。
ぎゅっと、強く手をつないで、あとはもうリボーンのキスが降りてくるのを待った。
*
天気予報では午後からは晴れると言っている。
けれど、外はまだ薄暗く、それでも蒸し暑く呼吸がつまりそうだ。
車の後部座席、少しだけ窓を開けて空を見上げた。
「ん、早く晴れたらいいのになあ」
曇り空のせいか、それともこれからある取引のせいか、気分は最悪で。
そんななか天気までとはそうとうやりきれなかった。
車の窓ガラスは中が見えないようにと黒くなっていて、開けなければ常に空は薄暗い。
隣に座る家庭教師は聞いているのかいないのか、返事をせずに頬杖をついてこちらは窓も開けずに空をながめていた。
「リボーン、それで外見える?」
気になって問うと、なんともそっけない、
「ああ」
と一言。
少しだけ肩を落としてまた空を眺めた。
車を運転するファミリーのなかでも守護者以外で信用できる一人は、ドンボンゴレの話ならいつだって「そうですね」とかで、つまらない。
けれど、まだリボーンのそっけない、いかにも興味のなさそうな返事の方がまだましだ。
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「え、」
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「んだ、だめツナ」
リボーンが体を寄せてくる。
ぎゅっと、強く手をつないで、あとはもうリボーンのキスが降りてくるのを待った。
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