あめふらし
骸ツナ小説です。
雨の日に読むと一層雰囲気が出そうです。
雨の日に読むと一層雰囲気が出そうです。
「あ、しまった」
今日は雨が降るから傘を持って行きなさい、と言われたのに、すっかり忘れていた。
外には曇天が広がり、今にも一雨きそうな雰囲気になっている。
いつもならここで同じクラスでボンゴレ十代目の右腕志望の獄寺隼人がすっ飛んできて
「一緒に帰りましょう!」とか「傘、お貸しします!」とか言うのだろうけど、 生憎と彼は今、イタリアへ火薬の調達へ行っている
(そんなの調達しなくていいからまだ学校に大人しく居てくれた方がましなのに)。
それで、もう一人の友人といえばすでに部活に出ていて、今日は一人で帰るということになっている。
「……なんだよもぉ…だめツナだなぁ俺は」
仕方がないから雨が降ったら降っただ。早い内にこの課題を終らせて帰ってしまおう。
綱吉は止まっていた手を忙しく動かし始めた。
と、途中まででふとぽつりという音を聴く。
とうとう降りだしたか、と窓の外に視線をやる。
やはり、瞬く間に大雨となって、校庭を小さな海に変えていっている。
「……帰れるかな、」
誰も居ない校内に、暗い空。
暗い、足音一つしない廊下。
急に薄気味悪くなって、適当に残りの数問を片付けて、鞄を手に教室を出る。
教室は電気がついていたから気がつかなかったが、廊下は先の先の方は真っ暗に見える程に薄暗い。
なんだか怖いな・・・そう思いながらも、手にした課題を職員室に届けてから帰らなければならないから、何としてでもその暗い廊下を歩かなければならない。
通りたくないが、仕方がない。
覚悟を決めて綱吉は鞄を抱きしめて歩き出した。
しんとした廊下に足音が響く。
いつもならここに煩いほどの声が響いて、両隣には友達がいて。
胸に広がる暗い染み。
一人分の足音、
に、重なるもう一つの足音、
「ん、・・・・」
不審に思って、恐る恐る背後を確認する。誰もいない。
しかし、歩き始めるとまた足音がする。背後から、歩き方に特徴があるのか、足音は綱吉のものよりも小さい。
それが恐らく距離があるからではないと判るのは、気配を感じるから。
まさか幽霊か!と思うと怖くてもう振り返れない。
階段を見下ろす。またも暗闇。
(怖い・・・・・、どうしよう)
みっともないと思いつつも、怖くて脚が動かない。そうしているうちに、足音が背後に回って、ぽん、っと肩に手がやられた。
「ひぁあああああ」
「綱吉くんっ、」
「え、む、むむ骸さ・・・・」
なんですよ、と困惑した顔の骸がすぐそこに迫っていた。
「何で、ここに、」
幽霊がいなくてほっとしたのか、力が抜けて脚が震えてしまっている。
今にも崩れ落ちなそうな綱吉を、骸は優しく、綱吉を驚かせない程度に支える。
「雨が降ってきたので、綱吉くんに傘を、」
「な、なんで、・・・」
「今朝、傘を持っていかなかったじゃないですか、校門で待っていたんですが、とうとう振り出してきましたから、」
ふ、と笑って身体の前に折りたたみの傘を差し出す。
よくよく見れば、髪が雨に濡れて、水が滴っている。
綱吉は急に我に帰って、濡れてしまったのが自分を待っていたからなのだと気がついて、ポケットからハンカチを取り出した。
目のまえの骸にそれをそのまま突きつける。
「ごめん、濡れて・・・」
「ああ、いいんですよ、・・・でも、クフフ、ありがとうございます。」
すい、と綱吉の手ごとハンカチを取ると、音を立てて甲に口付けして離した。
綱吉くんは、もう課題は終わったんですよね、
そう言って骸は微笑むと、綱吉の手に持っている数枚のプリントに目をやる。
「うん、今からこれを届けに行くところなんだ、」
そうですか、さして興味のなさそうな返事でもってその話題を終わらせると、
「では、行きましょう、」
骸に手をとってもらって初めて気がつく。
先ほどまでの暗闇への少しの恐怖と、寂しさ、惨めさがいつの間にか消えていたこと。
こんな雨の日にも、校門前に立って、待っていてくれたのか。
丁度、今日は誰も一緒に帰る人がいなかったから、骸の存在が心強かった。
そうして、薄暗い廊下と、ともすれば異界に吸い込まれてしまいそうになるほどの暗闇の中を、骸とともに職員室までと歩いてゆく。
不思議なほどに、辺りは静かだった。物音は、二人の足音と、雨の音しかしない。
「今日は、クロームじゃないんだね。」
何気ない会話をと思い、綱吉は骸に声を掛ける。
いつもは、身体はクロームのまま、意識だけ骸に切り替わって綱吉を校門で待っているのだ。やはり、姿まで出すのはかなりの力を使うらしい。
滅多と見なかった。
と、思い、話しかけても、返事が無い。
「・・・・」
「骸、さ・・・ん、」
もう一度呼ぶ。返事が無い。
え、、と思って振り返ると、骸の姿はない。
後からついてきていると思っていた。
「む、むくろさ・・・」
「はい」
不安になって、もう一度声をかけたら、今度は返事があった。
しかし、先とは別の方向から。
確かに、後からついてきていたと思っていたのだが、いつの間にか骸は綱吉の正面に立って笑っていた。
「何ですか、綱吉くん。・・・早く職員室にいって課題、出してきましょう。もっと降って来る前に。・・・時間がありませんし。」
綱吉は少し、不思議に思いながら、骸のところまで行き着き、歩き出した。
職員室に着くと、担当の教師を呼び出して、課題を提出する。
「ん、沢田か、後ろ、廊下が水浸しじゃないか。」
「は、何言ってるんですか、俺、外になんて出てませんよ。」
「そういえばそうだな。また部活やってる途中にでも誰か入ったかな。じゃ、帰っていいぞ。」
綱吉はぴょこ、と一礼すると、職員室を後にした。
すぐそこで待っている骸を拾って学校を出た。
「ごめんね、待っててもらって。濡れちゃってるし・・・。」
申し訳なくて、綱吉は、隣で傘を持っている骸を見上げて言う。
「いえ、いいんですよ。・・・逢いたかっただけですから。」
骸はにっこりと笑って、言う。けれど、その笑顔に影があるのを、綱吉は見つけることができるほどまだ大人ではなかったから、見逃してしまう。
「そうか。何か嬉しいな。お前、あんまり俺のこと好きそうに見えないから、さ。」
「、そうですか、僕は全身で綱吉くんへの愛を表現しているんですけれどね、」
何言ってるんだよ、と、二人で笑う。
(本当に、愛してるんですよ、君の事)
骸は密かに心の中で呟いたけれど、それを言葉にする気はなく、綱吉には伝わらないまま、家の前までついてしまう。
「俺待ってて濡れちゃったし、上がってきなよ。」
珍しく、綱吉が骸を誘って言うのに、
「いえ、今日はこれで。もう、時間が無いんです・・・」
「さっきも言ってたよね、時間が無いって。・・・何、それ、クロームに戻っちゃうってことじゃないの、もしそういうことなら気にしなくていいよ、ちゃんと世話しとくよ」
「そうじゃないんです。でも、もう時間がない。」
だから何を言ってるんだよと言っても、骸は何も答えない。
ただただ切なげに、こちらを見て、涙をこらえるように笑うだけ。
「さあ早く家のなかに入ってしまいなさい。」
であった頃のように、何ともいえない命令口調でそういうと、骸は呪いでもかけるような仕草で綱吉の顔に己の顔を近づけた。
「んなっ、こんな往来で、」
ふと、風が触れるようなやさしい口付けをして、
「ああ、いけない。もうあめふらしが迎えに来ている・・・・・戻れなくなるまえに、ね」
はやく、そう言って、無理矢理家の扉をあけて、押し込むようにして扉を閉める。
「骸、骸ってば、」
「さようなら。綱吉君。」
もう一度、外に出たときには先の雨がおかしなくらいに晴れ渡ったそらが広がっていた。
そして、骸の姿はなく、玄関にぽつんと、開いたまま転がっている雨傘が、何か無性に悲しかった。
「ボス・・・・・」
後からした声に、驚いて振り返れば、不安げにこちらを見ているクロームの姿。
「あれ・・・・クローム、なんで・・・家にいたの、ずっと」
先ほど時間がないだの家には入らないだの言っていたのに、何をしているんだろうこの変態はと思って聞けば、
「え、うん。ボスが帰ってくるの、待ってた。」
「だ、だってさっき骸が、ここまで送って、傘を、持って」
慌てて聞くようすに、クロームは、はて、と首を傾げながら、しかし偽りのない目で言った。
「骸様なら、ずっとここにいた。」
「そ、んな・・・・」
綱吉の呆然としている様子に、不安になったのか、クロームは付け加える。
「でも、さっきまで、話しかけても反応してくれなかった・・・・・まるで、どこかに出かけてるみたいに。今は・・・・ちゃんと、居る。けど・・・・・話せない・・・・」
クロームはここにいたのに、身体の無い骸が実体化、することなんて出来るんだろうか。
ならばあれは化け物の類だったのだろうか。
でもそれなら時間がないとか、そういうのは意味がないように思える。
「じゃ、じゃああれは・・・・・」
(綱吉君、逢いたい・・・・クロームからではなく、この身体で、魂で君に触れたい。この冷たい水の底からでも構わない、光をこの手に抱きたい。あめふらし、せめてこの雨が上がるまででいい、この魂を運んで—・・・・・・)
今日は雨が降るから傘を持って行きなさい、と言われたのに、すっかり忘れていた。
外には曇天が広がり、今にも一雨きそうな雰囲気になっている。
いつもならここで同じクラスでボンゴレ十代目の右腕志望の獄寺隼人がすっ飛んできて
「一緒に帰りましょう!」とか「傘、お貸しします!」とか言うのだろうけど、 生憎と彼は今、イタリアへ火薬の調達へ行っている
(そんなの調達しなくていいからまだ学校に大人しく居てくれた方がましなのに)。
それで、もう一人の友人といえばすでに部活に出ていて、今日は一人で帰るということになっている。
「……なんだよもぉ…だめツナだなぁ俺は」
仕方がないから雨が降ったら降っただ。早い内にこの課題を終らせて帰ってしまおう。
綱吉は止まっていた手を忙しく動かし始めた。
と、途中まででふとぽつりという音を聴く。
とうとう降りだしたか、と窓の外に視線をやる。
やはり、瞬く間に大雨となって、校庭を小さな海に変えていっている。
「……帰れるかな、」
誰も居ない校内に、暗い空。
暗い、足音一つしない廊下。
急に薄気味悪くなって、適当に残りの数問を片付けて、鞄を手に教室を出る。
教室は電気がついていたから気がつかなかったが、廊下は先の先の方は真っ暗に見える程に薄暗い。
なんだか怖いな・・・そう思いながらも、手にした課題を職員室に届けてから帰らなければならないから、何としてでもその暗い廊下を歩かなければならない。
通りたくないが、仕方がない。
覚悟を決めて綱吉は鞄を抱きしめて歩き出した。
しんとした廊下に足音が響く。
いつもならここに煩いほどの声が響いて、両隣には友達がいて。
胸に広がる暗い染み。
一人分の足音、
に、重なるもう一つの足音、
「ん、・・・・」
不審に思って、恐る恐る背後を確認する。誰もいない。
しかし、歩き始めるとまた足音がする。背後から、歩き方に特徴があるのか、足音は綱吉のものよりも小さい。
それが恐らく距離があるからではないと判るのは、気配を感じるから。
まさか幽霊か!と思うと怖くてもう振り返れない。
階段を見下ろす。またも暗闇。
(怖い・・・・・、どうしよう)
みっともないと思いつつも、怖くて脚が動かない。そうしているうちに、足音が背後に回って、ぽん、っと肩に手がやられた。
「ひぁあああああ」
「綱吉くんっ、」
「え、む、むむ骸さ・・・・」
なんですよ、と困惑した顔の骸がすぐそこに迫っていた。
「何で、ここに、」
幽霊がいなくてほっとしたのか、力が抜けて脚が震えてしまっている。
今にも崩れ落ちなそうな綱吉を、骸は優しく、綱吉を驚かせない程度に支える。
「雨が降ってきたので、綱吉くんに傘を、」
「な、なんで、・・・」
「今朝、傘を持っていかなかったじゃないですか、校門で待っていたんですが、とうとう振り出してきましたから、」
ふ、と笑って身体の前に折りたたみの傘を差し出す。
よくよく見れば、髪が雨に濡れて、水が滴っている。
綱吉は急に我に帰って、濡れてしまったのが自分を待っていたからなのだと気がついて、ポケットからハンカチを取り出した。
目のまえの骸にそれをそのまま突きつける。
「ごめん、濡れて・・・」
「ああ、いいんですよ、・・・でも、クフフ、ありがとうございます。」
すい、と綱吉の手ごとハンカチを取ると、音を立てて甲に口付けして離した。
綱吉くんは、もう課題は終わったんですよね、
そう言って骸は微笑むと、綱吉の手に持っている数枚のプリントに目をやる。
「うん、今からこれを届けに行くところなんだ、」
そうですか、さして興味のなさそうな返事でもってその話題を終わらせると、
「では、行きましょう、」
骸に手をとってもらって初めて気がつく。
先ほどまでの暗闇への少しの恐怖と、寂しさ、惨めさがいつの間にか消えていたこと。
こんな雨の日にも、校門前に立って、待っていてくれたのか。
丁度、今日は誰も一緒に帰る人がいなかったから、骸の存在が心強かった。
そうして、薄暗い廊下と、ともすれば異界に吸い込まれてしまいそうになるほどの暗闇の中を、骸とともに職員室までと歩いてゆく。
不思議なほどに、辺りは静かだった。物音は、二人の足音と、雨の音しかしない。
「今日は、クロームじゃないんだね。」
何気ない会話をと思い、綱吉は骸に声を掛ける。
いつもは、身体はクロームのまま、意識だけ骸に切り替わって綱吉を校門で待っているのだ。やはり、姿まで出すのはかなりの力を使うらしい。
滅多と見なかった。
と、思い、話しかけても、返事が無い。
「・・・・」
「骸、さ・・・ん、」
もう一度呼ぶ。返事が無い。
え、、と思って振り返ると、骸の姿はない。
後からついてきていると思っていた。
「む、むくろさ・・・」
「はい」
不安になって、もう一度声をかけたら、今度は返事があった。
しかし、先とは別の方向から。
確かに、後からついてきていたと思っていたのだが、いつの間にか骸は綱吉の正面に立って笑っていた。
「何ですか、綱吉くん。・・・早く職員室にいって課題、出してきましょう。もっと降って来る前に。・・・時間がありませんし。」
綱吉は少し、不思議に思いながら、骸のところまで行き着き、歩き出した。
職員室に着くと、担当の教師を呼び出して、課題を提出する。
「ん、沢田か、後ろ、廊下が水浸しじゃないか。」
「は、何言ってるんですか、俺、外になんて出てませんよ。」
「そういえばそうだな。また部活やってる途中にでも誰か入ったかな。じゃ、帰っていいぞ。」
綱吉はぴょこ、と一礼すると、職員室を後にした。
すぐそこで待っている骸を拾って学校を出た。
「ごめんね、待っててもらって。濡れちゃってるし・・・。」
申し訳なくて、綱吉は、隣で傘を持っている骸を見上げて言う。
「いえ、いいんですよ。・・・逢いたかっただけですから。」
骸はにっこりと笑って、言う。けれど、その笑顔に影があるのを、綱吉は見つけることができるほどまだ大人ではなかったから、見逃してしまう。
「そうか。何か嬉しいな。お前、あんまり俺のこと好きそうに見えないから、さ。」
「、そうですか、僕は全身で綱吉くんへの愛を表現しているんですけれどね、」
何言ってるんだよ、と、二人で笑う。
(本当に、愛してるんですよ、君の事)
骸は密かに心の中で呟いたけれど、それを言葉にする気はなく、綱吉には伝わらないまま、家の前までついてしまう。
「俺待ってて濡れちゃったし、上がってきなよ。」
珍しく、綱吉が骸を誘って言うのに、
「いえ、今日はこれで。もう、時間が無いんです・・・」
「さっきも言ってたよね、時間が無いって。・・・何、それ、クロームに戻っちゃうってことじゃないの、もしそういうことなら気にしなくていいよ、ちゃんと世話しとくよ」
「そうじゃないんです。でも、もう時間がない。」
だから何を言ってるんだよと言っても、骸は何も答えない。
ただただ切なげに、こちらを見て、涙をこらえるように笑うだけ。
「さあ早く家のなかに入ってしまいなさい。」
であった頃のように、何ともいえない命令口調でそういうと、骸は呪いでもかけるような仕草で綱吉の顔に己の顔を近づけた。
「んなっ、こんな往来で、」
ふと、風が触れるようなやさしい口付けをして、
「ああ、いけない。もうあめふらしが迎えに来ている・・・・・戻れなくなるまえに、ね」
はやく、そう言って、無理矢理家の扉をあけて、押し込むようにして扉を閉める。
「骸、骸ってば、」
「さようなら。綱吉君。」
もう一度、外に出たときには先の雨がおかしなくらいに晴れ渡ったそらが広がっていた。
そして、骸の姿はなく、玄関にぽつんと、開いたまま転がっている雨傘が、何か無性に悲しかった。
「ボス・・・・・」
後からした声に、驚いて振り返れば、不安げにこちらを見ているクロームの姿。
「あれ・・・・クローム、なんで・・・家にいたの、ずっと」
先ほど時間がないだの家には入らないだの言っていたのに、何をしているんだろうこの変態はと思って聞けば、
「え、うん。ボスが帰ってくるの、待ってた。」
「だ、だってさっき骸が、ここまで送って、傘を、持って」
慌てて聞くようすに、クロームは、はて、と首を傾げながら、しかし偽りのない目で言った。
「骸様なら、ずっとここにいた。」
「そ、んな・・・・」
綱吉の呆然としている様子に、不安になったのか、クロームは付け加える。
「でも、さっきまで、話しかけても反応してくれなかった・・・・・まるで、どこかに出かけてるみたいに。今は・・・・ちゃんと、居る。けど・・・・・話せない・・・・」
クロームはここにいたのに、身体の無い骸が実体化、することなんて出来るんだろうか。
ならばあれは化け物の類だったのだろうか。
でもそれなら時間がないとか、そういうのは意味がないように思える。
「じゃ、じゃああれは・・・・・」
(綱吉君、逢いたい・・・・クロームからではなく、この身体で、魂で君に触れたい。この冷たい水の底からでも構わない、光をこの手に抱きたい。あめふらし、せめてこの雨が上がるまででいい、この魂を運んで—・・・・・・)
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