malagma
伊織×智
(※性的な描写、カニバリズムあり。)
(※性的な描写、カニバリズムあり。)
malagma
甘いな。
伊織はそう,頭の隅っこの方で思った。
最近なにを食べても甘い気がしてならない。
例えばそれは智の肌を舐めた時、夕食の味見をしているとき、とにかくどんなときでも、ふっとしたときに口の中に甘い何かが広がるのだ。
別段、それが嫌だと言う訳ではない。
ただ、何故だろうか、と、まるで街を歩いていて、おやこんなところに家が立っている。けれどここの住人はこんな人通りの多い場所に住んでいて、落ち着いて暮らせるのだろうか。という風に頭のどこかでぼんやりと思うくらいなものなのだが。
さて、今日もまた、組敷いた智の肌を舐めて、きつく引き結ばれた口から小さくほんの小さく蚊の鳴くような嬌声を聞いていたら、不意に智の肌が甘いヴァニラのような香りと、味になった。
伊織は首を傾げながらも、そのまま智の首筋を舐める。
びくりと跳ねる体が空気を混ぜて、またそのヴァニラの香りがふんわりと鼻腔をくすぐる。
力の入らない智の指が、突っ張って自分の体重を支えている伊織の腕、二の腕に添えられる。
じりじりとまるで自分まで智からする甘い匂いに、そこから浸食されるようだ。
「先輩、・・・・先輩、声、我慢しなくていいんですよ?」
舐め上げた首筋の先、耳に舌を差し入れかき混ぜながら言うと、智は唇をわなわな振るわせて、すこし下唇を噛んだ後、切なげな声をあげはじめた。
「ふ、ぁ・・・・ッ、や、それ・・・・っンっい、おりぃ・・・・!」
嫌だと言うのは分かっていても、すぐにそれが気持ちよさの「いや」に変わるのを知っているので、やめることはない。
「嘘、・・・・ほんとうは好きでしょ、・・・・ね、さとるせんぱい・・・」
そういい、窮屈そうなズボンを下着ごと脱がしてやり、直に愛撫する。
熱を持ち、焦れているのかヒクついている後孔に、智の口の端から流れている唾液を絡めた指をそっと埋めれば、そのあとの流れを期待したかれの中はいやらしく蠢き、それでは足りないとばかりに絡み付く。
期待に応えるように指を増やし、いいところを攻めていけば、次第に鳴き声のような声しか出なくなって、涙と、開きっぱなしの口の端から流れる唾液で、綺麗な顔はくちゃくちゃになる。
卑猥な音が部屋に響いて、頭が痺れて焼き切れそうになった。
「さとる、せんぱ・・・・・ッ、」
息を吐き、伊織は自分のズボンから自身をとりだし、指を引き抜いた所為で物欲しそうな智の後孔に貫くようにして根元まで飲み込ませた。
衝撃に仰け反る首元に噛み付く。
ああ、甘い。
どこもかしこも甘い。
舐めるだけででも甘いのに、香りだけでも甘いのに、食べてしまったら嘔吐くような甘さに違いない。
けれど、そんなに甘いのなら、いっそ口にしてしまったらいいかもしれない。
伊織は首元を噛む顎に力を込めた。
「んっ、・・・、ぃ、おりっ、痛いっ、痛いよ・・・ッひっ、ぃアッ」
甘い声と、甘い息と、甘い匂いと、甘い体に、伊織は目を細める。
奥を激しく突き上げ、前立腺を抉るようにしてやると、びくりと仰け反るから、今度は硬く尖った胸の突起に噛み付く。
やっぱり甘い。
伊織はちらりと見上げた智の顔が、くちゃくちゃになった顔を赤くして、しかし痛みだけを感じている訳ではなく、痛みが快感になりつつあるのだと確認して、さらに強く突き上げ、がりっと音をたてて噛んだ。
「甘い・・・・。さとるせんぱい・・・・血まで甘いんですね・・・。」
「な、にっ、んンっ、・・・いおり、っ?」
生理的なものか、それとも痛みからか、涙で潤む瞳でこちらを見るので、今度はその瞳の味が気になってしかたない。
「ああ・・・目は、どうなんですか・・・・?やっぱり、甘いんですか?・・・・はあ、・・・・・あめ玉みたいに、甘いんでしょうね・・・」
瞼をなぞり、潤んで瞬きを繰り返す目をじっと見つめる。
振るえる睫がくすぐったい。それすら甘い。
「ひあっ、・・・はっ、ふぁアッ、や、やだっ、伊織、怖い、よ・・・、んは、っく、まって、まって伊織、・・・・・っ______!」
「ほら、やっぱり、甘い。」
しんと静まり返った部屋の中、いつもと違って散らかったままの衣服と、漂う、頭が可笑しくなりそうなくらいに甘い香り。
お腹もなんだか一杯で、今日はまだそういえば夕食を食べていなかったのに。
智と食べようと思って伊織が用意した食事が、テーブルの上で冷えている。
伊織はにっこりと、優しく笑って、そのやわらかいかたまりを撫でた。
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malagmaはギリシャ語で、マラグマと読みます。
アマルガムの語源となった言葉。
甘いな。
伊織はそう,頭の隅っこの方で思った。
最近なにを食べても甘い気がしてならない。
例えばそれは智の肌を舐めた時、夕食の味見をしているとき、とにかくどんなときでも、ふっとしたときに口の中に甘い何かが広がるのだ。
別段、それが嫌だと言う訳ではない。
ただ、何故だろうか、と、まるで街を歩いていて、おやこんなところに家が立っている。けれどここの住人はこんな人通りの多い場所に住んでいて、落ち着いて暮らせるのだろうか。という風に頭のどこかでぼんやりと思うくらいなものなのだが。
さて、今日もまた、組敷いた智の肌を舐めて、きつく引き結ばれた口から小さくほんの小さく蚊の鳴くような嬌声を聞いていたら、不意に智の肌が甘いヴァニラのような香りと、味になった。
伊織は首を傾げながらも、そのまま智の首筋を舐める。
びくりと跳ねる体が空気を混ぜて、またそのヴァニラの香りがふんわりと鼻腔をくすぐる。
力の入らない智の指が、突っ張って自分の体重を支えている伊織の腕、二の腕に添えられる。
じりじりとまるで自分まで智からする甘い匂いに、そこから浸食されるようだ。
「先輩、・・・・先輩、声、我慢しなくていいんですよ?」
舐め上げた首筋の先、耳に舌を差し入れかき混ぜながら言うと、智は唇をわなわな振るわせて、すこし下唇を噛んだ後、切なげな声をあげはじめた。
「ふ、ぁ・・・・ッ、や、それ・・・・っンっい、おりぃ・・・・!」
嫌だと言うのは分かっていても、すぐにそれが気持ちよさの「いや」に変わるのを知っているので、やめることはない。
「嘘、・・・・ほんとうは好きでしょ、・・・・ね、さとるせんぱい・・・」
そういい、窮屈そうなズボンを下着ごと脱がしてやり、直に愛撫する。
熱を持ち、焦れているのかヒクついている後孔に、智の口の端から流れている唾液を絡めた指をそっと埋めれば、そのあとの流れを期待したかれの中はいやらしく蠢き、それでは足りないとばかりに絡み付く。
期待に応えるように指を増やし、いいところを攻めていけば、次第に鳴き声のような声しか出なくなって、涙と、開きっぱなしの口の端から流れる唾液で、綺麗な顔はくちゃくちゃになる。
卑猥な音が部屋に響いて、頭が痺れて焼き切れそうになった。
「さとる、せんぱ・・・・・ッ、」
息を吐き、伊織は自分のズボンから自身をとりだし、指を引き抜いた所為で物欲しそうな智の後孔に貫くようにして根元まで飲み込ませた。
衝撃に仰け反る首元に噛み付く。
ああ、甘い。
どこもかしこも甘い。
舐めるだけででも甘いのに、香りだけでも甘いのに、食べてしまったら嘔吐くような甘さに違いない。
けれど、そんなに甘いのなら、いっそ口にしてしまったらいいかもしれない。
伊織は首元を噛む顎に力を込めた。
「んっ、・・・、ぃ、おりっ、痛いっ、痛いよ・・・ッひっ、ぃアッ」
甘い声と、甘い息と、甘い匂いと、甘い体に、伊織は目を細める。
奥を激しく突き上げ、前立腺を抉るようにしてやると、びくりと仰け反るから、今度は硬く尖った胸の突起に噛み付く。
やっぱり甘い。
伊織はちらりと見上げた智の顔が、くちゃくちゃになった顔を赤くして、しかし痛みだけを感じている訳ではなく、痛みが快感になりつつあるのだと確認して、さらに強く突き上げ、がりっと音をたてて噛んだ。
「甘い・・・・。さとるせんぱい・・・・血まで甘いんですね・・・。」
「な、にっ、んンっ、・・・いおり、っ?」
生理的なものか、それとも痛みからか、涙で潤む瞳でこちらを見るので、今度はその瞳の味が気になってしかたない。
「ああ・・・目は、どうなんですか・・・・?やっぱり、甘いんですか?・・・・はあ、・・・・・あめ玉みたいに、甘いんでしょうね・・・」
瞼をなぞり、潤んで瞬きを繰り返す目をじっと見つめる。
振るえる睫がくすぐったい。それすら甘い。
「ひあっ、・・・はっ、ふぁアッ、や、やだっ、伊織、怖い、よ・・・、んは、っく、まって、まって伊織、・・・・・っ______!」
「ほら、やっぱり、甘い。」
しんと静まり返った部屋の中、いつもと違って散らかったままの衣服と、漂う、頭が可笑しくなりそうなくらいに甘い香り。
お腹もなんだか一杯で、今日はまだそういえば夕食を食べていなかったのに。
智と食べようと思って伊織が用意した食事が、テーブルの上で冷えている。
伊織はにっこりと、優しく笑って、そのやわらかいかたまりを撫でた。
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アマルガムの語源となった言葉。
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