以心伝心
土日。
想像力フルでお願いします^^
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以心伝心
まんまるな月を見ていたら、晴れ渡った夜空に星が輝いていて、まるでかれの国旗だなと思ったらとっても恋しくなった、月と太陽は同じ空には同時に輝かない。
だけれど、月は太陽があるから輝くし、太陽は月があるから、眠る事が出来るのだ。
蛙の声が大きく響いている川辺を、一人夜空を見上げて歩く。
会いたいですね、会いに来てください、会いに行きます。どれもこの口からは言われる事が難しい。それでも恋いこがれるこの気持ちは募ってしまうから、忘れた方が楽だと思うのだが、それも嫌。
「難しいものですね、人を思うって」
一人ごちて、散歩を切り上げた。
「あら、トルコさん」
道ばたで、そうそう出会う筈無い人物を見つけて、立ち止まる。
買物の帰り、ようやく暖かくなったと思ったら、突然の日差しの破壊力に辟易してしまい涼を求めて川縁を歩いていたところだったのだ。
川縁にぽつねんと河を見つめて立ち尽くしていた彼は、いつもの民族衣装は纏っておらず、ラフな格好をしていた。
それでも顔を見られるのが嫌なのか、以前祭りに行ったときに買ってあげた古いお面を付けていた。まるで某少女漫画に出てくる霊感少年みたいだ、と思うも、体つきからして違うので、物語の中ではその年齢特有の危うさとか、繊細さを思わせていた格好が変態・・・・・というのか、ちょっとおかしな人に成り下がってしまっているので、少し笑ってしまった。
「よぅ、日本。買物帰りですかい?」
「ええ、・・・連絡してくださったら、もっと沢山材料を買ってきましたのに・・・。」
そう、彼からの連絡は無かったのだ。
あんなに愛しい愛しいと言ってくれているくせに、彼が連絡をよこすのは、こちらにくるという時だけなのだ。それだから、唯一のその連絡があったなら、こんなに驚きはしなかった。
「急に日本に会いたくなったんでえ、・・・・迷惑だったかい?」
「いいえ、そんな!まったく。」
むしろ、嬉しいくらいだ。周りには、暑苦しい、むさ苦しいと言われている彼であるが、自分に取っては胸を高鳴らせる存在なのだ。
「今日は、もてなし料理じゃないですけど、文句なしですよ?」
笑いながら言うと、いつもは口元を出しているのが、顔面を全部覆っている仮面の所為で、表情が読めないのだが、にっこり笑ったような声で、あったりめえだいと、彼は言った。
もう午後17時をまわっているのに、春から夏へと向かう夜空は、まだ明るく、
夕食を作っているときにみえる、格子窓からの景色もまだまだ明るい。縁側を振り返れば、トルコさんが、浴衣をきてぽちくんとまったりとしている。
「・・・・それにしても、どうして来てくださったんですかね・・・・」
何か理由が無ければ来ないという訳ではないのだが、丁度自分が昨日、会いたいと思っていたところだったから、とても嬉しかったのだ。
「以心伝心ってやつですかね。」
言って笑うと、居間の向こうの縁側で、ぽちくんがきゃわん!と鳴いた。
まんまるな月を見ていたら、晴れ渡った夜空に星が輝いていて、まるでかれの国旗だなと思ったらとっても恋しくなった、月と太陽は同じ空には同時に輝かない。
だけれど、月は太陽があるから輝くし、太陽は月があるから、眠る事が出来るのだ。
蛙の声が大きく響いている川辺を、一人夜空を見上げて歩く。
会いたいですね、会いに来てください、会いに行きます。どれもこの口からは言われる事が難しい。それでも恋いこがれるこの気持ちは募ってしまうから、忘れた方が楽だと思うのだが、それも嫌。
「難しいものですね、人を思うって」
一人ごちて、散歩を切り上げた。
「あら、トルコさん」
道ばたで、そうそう出会う筈無い人物を見つけて、立ち止まる。
買物の帰り、ようやく暖かくなったと思ったら、突然の日差しの破壊力に辟易してしまい涼を求めて川縁を歩いていたところだったのだ。
川縁にぽつねんと河を見つめて立ち尽くしていた彼は、いつもの民族衣装は纏っておらず、ラフな格好をしていた。
それでも顔を見られるのが嫌なのか、以前祭りに行ったときに買ってあげた古いお面を付けていた。まるで某少女漫画に出てくる霊感少年みたいだ、と思うも、体つきからして違うので、物語の中ではその年齢特有の危うさとか、繊細さを思わせていた格好が変態・・・・・というのか、ちょっとおかしな人に成り下がってしまっているので、少し笑ってしまった。
「よぅ、日本。買物帰りですかい?」
「ええ、・・・連絡してくださったら、もっと沢山材料を買ってきましたのに・・・。」
そう、彼からの連絡は無かったのだ。
あんなに愛しい愛しいと言ってくれているくせに、彼が連絡をよこすのは、こちらにくるという時だけなのだ。それだから、唯一のその連絡があったなら、こんなに驚きはしなかった。
「急に日本に会いたくなったんでえ、・・・・迷惑だったかい?」
「いいえ、そんな!まったく。」
むしろ、嬉しいくらいだ。周りには、暑苦しい、むさ苦しいと言われている彼であるが、自分に取っては胸を高鳴らせる存在なのだ。
「今日は、もてなし料理じゃないですけど、文句なしですよ?」
笑いながら言うと、いつもは口元を出しているのが、顔面を全部覆っている仮面の所為で、表情が読めないのだが、にっこり笑ったような声で、あったりめえだいと、彼は言った。
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リンク:同人サイト様のみ
店名:三日月商會
アドレス:http://blaueterra.blog.shinobi.jp/
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