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言えない出来ない弱虫

ロマ日。
ぬるいですがやることやってますのでご注意。
言えない出来ない弱虫












ずいぶんと楽しそうじゃないか。
笑顔でとても楽しそうに話しているのはいつもの光景だ。
彼の周りには人だかりに成っているし、彼の事を見る奴らの視線が自分が彼にかつて向けていたものと同じなのだ。
しかし、彼がその彼らの視線に全く反応しないし、気がつきもしないというのが救いだが、それにしたって、こっちを見向きもしない。気分が良くなかった。
見向きもしてくれないなら、他の誰かみたいに無理矢理視界に入ったりしたらいいのだが、それも何となく出来ない。勇気のない小心者だって言いたいならそう言っても構わない。間違ってはいないと思っている。
それにしたって、こんなところにいてずっといて見ていたって、胸くそ悪いだけだから、少し空気の良いところにいこう。
気がつかれないように会議室から出た。

ロマーノが扉からひっそりと出て行くのに気がついて、すぐさま追掛けたくなった。
周りには、楽しそうに話しかけて来たり、昼の予定を伺ってくるもの、強引に方を抱いてくるアメリカさんに、その手を払いのけて恐ろしい形相で睨んでくるロシアさん、反対側にはイタリアくんがひっついているし、その後ろにはドイツさんがいる。
何だって、こんな小さく陰鬱な自分に構うんだろう、とは思うが、ここでないがしろにする訳には行かず、極めて笑顔を通す。
ああ、かれは一体どこに行ったんだろうと頭の中はソレばかりでいっぱいになってしまった。
「あの、もうそろそろ会議も始まりますから、私、お手洗いに行ってきたいので失礼しますね」
やんわりと断りを入れて、後ずさると、隙をついてさっと会場から抜け出た。
会議場を出た廊下は、会議がもうすぐ始まるということもあり、がらんとしていて静寂を保っている。
大きなはめ殺しの窓から、燦々と太陽の光が注がれて、電球のともっていない廊下に、美しい光と影の世界を作り上げている。
窓から見える庭園は、手入れはされているが質素な作りで、芝生と木と、草花と小さな河が美しい。
そのままぐるりと円を描くように急カーブしている廊下を曲がった先の、小さいが外に出られるスペースに彼はいた。
手すりに上半身をもたれかけるようにして、外を眺めているのだが、時折吹く風と一緒に揺れる彼のくるんは、すこし元気がないようにしょげて見えた。
「ロマーノくん、一人でサボタージュするつもりですか?」
声をかけても、一瞬返事を戸惑ったのか、彼のくるんが、上下にふんわりと頷いただけだった。
「あのー・・・・ロマーノくん?」
「お前がみんなに笑うのだって大事な仕事の一つだって分かってる、つもりだ。」
突然始まった話に頭の中が混乱している。多分、漫画で書くなら頭の上に?マークが沢山描かれているだろう、間違いない。
何しろ、彼は声をかけたときには、話しかけてくれるなよ、という雰囲気でもって拒絶を露にしていたのだ、それが、理由はわからないが彼が何か怒っているというしるしであることぐらいは、長い付き合いの中でとうの昔に知ったことだった。
「だけど、やっぱり嫉妬はするんだよ・・・・俺だけに、とかそんな格好わるいことばっか考えて・・・。」
「嫉妬、ですか・・・・。すみません、」
つい笑ってしまったので、謝ると、ロマーノくんは耳まで赤くしてこちらを振り向いた。
「笑うんじゃねー!お、俺だって子供っぽいって思ってんだ!」
「・・・違います。私ばかり徳をしてしまってすみません。・・・だって、貴方は不器用だから、私以外に微笑まないし、甘い言葉も、優しい言葉もかけないでしょう?」
とっても、嫉妬深い私にぴったりの恋人で、助かります。
そこまで言って、その先は口の中から外へと音になることはなかった。

「子供っぽいって笑うかと思った。」
腕の中で肩に額を当てて俯いている日本の項にキスを落としながら言うと、さっと首元が赤くなる。
「いいえ、私の嫉妬深さに比べたら、普通です。ごめんなさい、私ばかり美味しい思いをしていますね」
「別に。それは俺の性格だから仕方ねーだろ。・・・別に、俺だって、俺以外と話すなとか、笑いかけるなとか言ってるわけじゃ、ない・・・けど、嫉妬はするってだけだからな。断じてそんな変態なことは言ってないぞ!」
本当は、言いたいけれど、それを言うだけの甲斐性もない。
だから、唯一できることと言ったら、抱きしめてキスをして体を繋げて、ここまで出来るのは自分だけだとか、その顔を知っているのは、日本のここを知っているのは、自分だけだと優越感にひたるくらいだ。
こんな小さい男だと知っているだろうに、だけど日本は好きだといって憚らなかった。
「・・・っ・・・!こんなところで、するつもりですか?・・誰かに見られてしまいますよ」
主張を始める彼の中心をなで上げると、日本は小さく啼いたあと、そう言った。
「・・・・誰も、来やしない・・・」
「んっロマーノ、くん・・・・!」
言ってぎゅっと揉むと、びくりと日本は震えて、観念したように項垂れて力を抜いた。
こんな風にしか支配できず、嫉妬を逃がす事ができない自分に辟易はするが、それを知りながら流される日本が好きなのはそんな自分なんだと思えばそれでいい。
そう考えて、柔らかな日本の唇に、咥内に酔いしれた。
多分、もう会議は始まっているのだろう。
甘くて、熱くて、柔らかい。深く咥内を犯して、ふと目をあけると日本の長い睫と、上気した頬が見える。スーツのボタンを外して、シャツの上から、胸の突起を探り当てて、指で弄んだ。
ゆるゆるとした手つきで、日本がもどかしそうにスーツを脱がしてくれる。
しかし、シャツのボタンは小さく、快楽で震える手には外す事ができない。
可愛いやつ、と思いながらも、ここで全裸に成る気はない。シャツを握りしめていた手を解き、背中に導くと、日本はすんなりそれに従った。
日本の口の端から、飲み込めなかった2人分の唾液が流れ落ちて、首筋を伝った。
「ん、・・・ふ、」
鼻から抜ける甘い声に、自身がずんと重くなる。
「日本、愛してる・・・いいか?」
ゆっくりと彼のズボンを下し、奥深くに潜むつぼみに、彼の先走りと自らの唾液で濡らした指をつぷ、と押し入れる。
何度も経験しているというのに、毎回初めてのような感覚で返してくるが、彼のそこはもう知った場所だ。
ある一点を探りあて、かり、と引っ掻くと、大きな声を押し殺した苦しい声で、日本はまた、なく。
「ひぁ・・・・!ろ、ろ、まーのく、ん、、駄目です、スーツが汚れてしまいます・・・」
額に大きな汗をかいているのに、ふいに素面にもどってそんなことをいうから、気に入らない。むっとして、手すりに掴まらせると、後ろから思う様いっきに貫いた。
いきなりのことで、驚いたのか、それとも、刺激が強すぎたのか、日本は声すら上げる事ができずに、のけぞり、震えて、口を、はくはくとわななかせた。
「、ぁ、あ・・・・」
ぱたぱた、と音がして下を見ると、衝撃で達してしまったようだ。下半身は靴と靴下しか纏っていない、おかしな、というか酷くそそる格好のその足に、べったりと白濁がまとわりついていた。
自失しているのか、寸の間日本は大きく呼吸をして震えていた。
震えが収まるのを待って、また奥まで何度も何度も穿つ。小さな喘ぎ声と、膚がぶつかるおとが小さなスペースに一杯になった。

「ねえ、君たち本当に一体全体どこに行っていたんだい?まあ、そっちの君はいいとして、日本!俺、本当に心配したんだぞっ?」
会議室に戻った頃には、もう今日の議題は終了したのか、休憩時間になってしまっていた。
2人並んで会議室に来た事で、そこで丁度何故か集まっていた面々に囲まれてしまったのだ。
「そっちのってなんだ、おい!俺はロマーノって立派な名前があんだぞ!チギー!」
「まあまあ、そんなカリカリせんと。な、ロマーノ、日本と何で一緒にきたん?何処で会うたん?なあ、白状しい、」
スペインまでも、沈まない太陽と言われていた時を彷彿とさせる顔で迫ってくる。なんだか泣きたくなっていたら、不意に小指になにかが当って、はっとすると、隣で日本がにっこり笑った。
「あら、欧米の方たちって、昼夜は問わず、恋人同士って一緒にいるものだと聞いたもので・・・・・ロマーノくんの姿が見えなかったので、探しに行っていたんですが。運良くお会いできましたので、それで、せっかくだとおもって、・・・・」
周囲の男どもの喉が、ごくりと鳴ったのを、しっかりとこの耳は聞き届けた。
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