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淫らな大人と夜這い少年

ロマ日。
ヤマシタ先生オマージュ^^(カフェノワール&ミラーボール)
若干エロス。
淫らな大人と夜這い少年















近所にある大きな日本家屋。昔からあって、ほぼ文化遺産なのではないのかというくらいの大きな、そして趣きある建物だ。
そこに住んでいるのは、本田菊という年齢不詳の男で、この時代に珍しくいつでも着物をきっちりと着こなしていた。男一人で住んでいるという話なのに、夕刻に前を通れば好い匂いがそとに漏れ出ていたし、朝もゴミ出しに出ているのを見かけたりした。
まだ中学生の自分には生きる世界の違う遠い存在である筈なのに、垣根越しにちらりと彼の姿を見てから、あの姿が頭から離れないのだ。
だから、月が煌煌と照らす夜、夕食を終えてから部屋に戻って、寝る振りをして、窓から外へと飛び降りた。
きっと、だれも気がつかないに違いない。
今日こそ、この気持ちを伝えるのだと、しっかりと何日も考えて来た計画を実行すべく、頭の中で何度も何度も考えて来た台詞を反芻する。
夜の暗い道を数分も歩けば、すぐに本田の家に着いた。
ひっそりとしていたが、中に小さな灯りが見えた。垣根を越えて、縁側から忍び込むと、存外簡単に扉が開いた。
「・・・どなたです?」
ずっと聞いてみたかった本田の声は、思ったよりも低かったが、しかし天鵞絨のようにするするとして耳に心地がよい。本田は驚く事もせずに、ゆっくりとした動作で、灯りの近く、本を読んでいた手を止めた。
着物の、衣擦れの音に、みっともなく心臓が早くなる。
「・・・・ロヴィーノ・ヴァルガスだ。」
この声が、もっと、低くて、声変わりをした、まるであこがれのじいちゃんみたいな声だったらと少しだけ思った。
本田は、さして興味がわかなかったのか「はあ」と気のない返事だ。
そもそも夜更けに見知らぬ人間が忍び込んで来たというのに何故こんなに驚きもしないのだろうか。
「好きだ。つき合ってくれ」
こんなにすんなりこの言葉が出てくるとは思わなかったが、この口はすらりと言ってみせた。
「・・・・・罰ゲームかなにかですか?」
言外にふざけるなと言っている。
「違う。本気だ。・・・だから、つき合ってくれ。」
「・・・・伝わらなかったなら直接的に言いますが、お断りします。」

「なあ、本田、つき合おう、」
コレで何度目になるだろうか。
夕食を終えた後、必ず、夜ここにくるのが日課に成っていた。
未だ、良い返事は頂けていない。
しかし、本田も拒絶するならするで、戸締まりをしてしまえばそれまでなのだが、不思議な事に一度だって、そこが閉まっていた事が無かった。
本田は、ふうと息をついて、米神をぎゅっと親指で押して言った。
「だから、だめですと言っているじゃないですか。あなた、何度言わせるんですか」
「ロヴィーノだ」
「・・・・・・・・・・ロヴィーノさん、私が女性で、なおかつ貴方の年齢ぐらいだったら分かりませんけどね、私とあなたは一回りは違うんです。・・・・だいたい・・・・あなたのソレじゃ、私もあなたも気持ちよくなんてなれないんですよ。もっと自分に見合った相手を探しなさいな」
言われて、自分と本田があられもない姿なのを想像して、自身の中心が熱くなる。
本田の足が、狙ったように股間を押して、もまれて、腰がずんと重くなった。
「あら・・・・」
「・・・・・っおい・・・」
尻餅をつけば、さらにぐっと押される形になって全身に熱が駆けめぐる。
本田は嬉しそうに、目を細めて小さく口元を上げて笑った。
「抜いてさしあげましょうか?・・・・ロヴィーノくん」
本田の小さく女のような手がズボンからそれを取り出し、温かな手で包み込んで、そっと口に含んだ。
「うぁ・・・・・っ」
当たり前だが自分の手以外で経験した事も無いし、自分の手をつかったのも、つい最近の出来事だった気がする。想像を絶する刺激に腰から下の力が抜けて、目の前が真っ白になった。
「んんっっ・・・・!」
本田の口の中で、いっぱいになったのか、口の端から白濁が流れていた。
思わず、本田の顎を攫って、唇を重ねる。歯列をなぞって、喉まで届けと咥内を舌であらす。本田の舌は逃げるばかりで、それを絡めて吸い上げると、本田の着物を着た肩がびくりと震えたのが見えた。
「なあ、本田・・・・!つき、あお・・・、な?」
いつも本田は顔色一つ変えない。なのに、何故か本田は想像以上にかわいらしく真っ赤になって顔を伏せた。
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