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ラテン男と益荒男

西日。
ラテン男と益荒男











「おやまあ、」
縁側から、お茶を入れようと席を外したその少しの間に、彼はよほど疲れていたのだろう、眠ってしまっていた。
それもそのはず、片道10時間以上もかかる上に、時差もある。今の時間なら、きっと彼の国ではみんな夢のなかの筈だから。
そうまでしていつも、そう期間を空けずに足しげく通ってくれる彼にはいつも頭が下がるばかりだ。
今日も今日とて、大量のトマトと一緒にかれは太陽のような笑顔でやってきた。きっと、普通なら時差や飛行機での長旅でへろへろになっている筈なのに。
すやすやと、畳の上とはいえ、縁側に近いから肌寒いどころではない寒さの中、眠る彼を見て笑みがこぼれた。
「スペインさん、風邪を引いてしまいますよ」
そう言うけれど、起きる気配は全くない。
手に持っていたお茶と湯呑み、お茶請けを机にそっと戻すと、今来たところをとってかえした。
客間の押し入れに、先日太陽の光をたっぷり浴びせておいたばかりの毛布がしまってあるのだ。
重たいそれをふうふう言いながら(老体には幾分かつらい)引っぱり、彼のもとへとやってくる。やはり先ほどと同じように眠っているので、そっと毛布をかけた。
ぽちくんがそそっとやってきて、自分が湯たんぽの代わりになります!と言わんばかりにきりっとした顔をして、スペインさんの背中あたりに陣取る。
「あらあら・・・。ポチくん、頼みましたよ、」
言葉を理解して、そして状況もしっかり理解している彼は、小さく小さくきゃわん!とないた。

時計の針はもう何周したか分からない。
しかし、依然として彼は起きる気配はない。もう既に日は暮れてしまった。
いつまでも彼の寝顔を見つめている訳にも行かず、しぶしぶ腰を上げたら、何かに引っ張られて立ち上がり損ねてつんのめってこけた。
「痛い!」
強か打ち付けた膝が非常に痛く、悲鳴を上げている。
しかし、そのひっぱった張本人は意に介さない様子で、へらりと寝ぼけ眼で笑ってみせた。
「日本、おはよお。よぉ寝たわぁ・・・」
くあ、とあくび付きでそういうと、不意打ちで口づけを送ってきた。
何も反応をすることが出来ずに、固まっていると、あっはっはと愉快愉快と笑った顔を見たまま、毛布ごと視界が反転していた。
「なんか、日本の顔みたらめっちゃムラっとしてしもたわ。・・・ええやんな?」
「何言ってるんですか変態。」
「変態?せやったら日本も変態っちゃうん?やって、俺の事好きなんやもんな」
「・・・」
ぞろりと首筋を舐めながら言われてしまえば、抵抗も出来ない。
寝ていたのは、体力を回復させるためだったのかも知れない。それにしてもさんざん待たせたあげくに、この傍若無人な態度は非常に頂けない。
「いいでしょう、爺の本気、見せて差し上げます。かかってきなさい青二才が」
「あれ?そんなん言ってもええん?親分知らへんで?泣いて辞めてって言うても止めたらへんでな?」
彼の額に青筋が浮いた。しかし、こっちも負けていない。子供がみたら、確実に泣くに違いない。

「泣くのはそっちです。手練手管、見せて差し上げます」

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西日、でいいんですよね??
親分は普通にさあて今日はヤるぞ!って思ってやってきてます^^
にったまもにったまも欲求不満でガチンコです。
爺は気に食わないと益荒男として本気を出します。日本には花魁がいますからね!
本気見せたら、爺が受けなのに何故か攻めが攻められてると勘違いしそうなくらいだと思います。(手練手管すごすぎて)
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