国際的な向日葵
先日国際女性デーということで、知人男性から向日葵の写真をいただきました。
それをネタに。
露日です。
それをネタに。
露日です。
国際的なひまわり
鳴り響いた呼び鈴。
重い腰を上げて、飲みかけのお茶を残して玄関へ向かう。
今日は特に来客の予定は無かった筈だが、この家には先触れを寄越すような粋な来客はほぼ皆無なので、致し方ない。
「はいはい、今行きますよ。」
ぽちくんが庭先でくーんと返事をした。
扉を開けると、目の前には、季節外れの大きな向日葵が視界一杯に広がっていた。
「な、なんですか…ロシアさん」
こんな馬鹿でかい向日葵を持ってくる人なんて独りしかいない。
向日葵をもぎ取り、その向こうを見ると案の定、彼がにこにこと笑いながら立っていた。
「どうしたんです?」
「うん、今日はね、国際女性デーなんだよ!」
耳慣れない言葉に首を傾げるが、日本にはないイベントである。
「はあ、なるほど。…で、何故向日葵を?」
季節はまだ3月になったばかりで、普通なら向日葵が咲く季節ではない筈だ。それに、女性の日だから何だというのか。こちらではバレンタイン程ね盛り上がりには欠けるホワイトデー商戦真っ只中だ。
「ん?ほら、この日は、男が大切な恋人に花を贈る日なんだよ。」
こてん、と小首を傾げて可愛らしく振る舞っても、聞き捨てならない一言を聞いてしまった。
「ほう、では何故私に花を?私は男ですが?しかもあなたの恋人になった覚えもありませんが。」
「いいじゃない。細かいことは!それより、お茶を煎れてよ。たっぷりのロシアンティーを。」
ぐいぐいと無理やり大きな体を玄関の敷居を跨ぎ、内側に押し入る。しかし、きちんと靴を脱ぐことは忘れなかった。以前こっぴどく叱りつけたのを忘れていないようだ。マフラーで首を締め付けられたら忘れられないというだけかも知れないが。
女性の日でもなんでも、彼が自分を大切に思っているというのは伝わった。こんな手にのってしまって、彼を憎からず思ってしまうのは、まだ自分が若いということかも知れない。
「はあ、もう。わかりやすい人ですね。お茶、煎れてあげますからその手に持っているケーキは自分で出してくださいね。」
そういうと、どうやら隠していたつもりらしいロシアさんは、えっと目を見開いた後、向日葵みたいに笑った。
鳴り響いた呼び鈴。
重い腰を上げて、飲みかけのお茶を残して玄関へ向かう。
今日は特に来客の予定は無かった筈だが、この家には先触れを寄越すような粋な来客はほぼ皆無なので、致し方ない。
「はいはい、今行きますよ。」
ぽちくんが庭先でくーんと返事をした。
扉を開けると、目の前には、季節外れの大きな向日葵が視界一杯に広がっていた。
「な、なんですか…ロシアさん」
こんな馬鹿でかい向日葵を持ってくる人なんて独りしかいない。
向日葵をもぎ取り、その向こうを見ると案の定、彼がにこにこと笑いながら立っていた。
「どうしたんです?」
「うん、今日はね、国際女性デーなんだよ!」
耳慣れない言葉に首を傾げるが、日本にはないイベントである。
「はあ、なるほど。…で、何故向日葵を?」
季節はまだ3月になったばかりで、普通なら向日葵が咲く季節ではない筈だ。それに、女性の日だから何だというのか。こちらではバレンタイン程ね盛り上がりには欠けるホワイトデー商戦真っ只中だ。
「ん?ほら、この日は、男が大切な恋人に花を贈る日なんだよ。」
こてん、と小首を傾げて可愛らしく振る舞っても、聞き捨てならない一言を聞いてしまった。
「ほう、では何故私に花を?私は男ですが?しかもあなたの恋人になった覚えもありませんが。」
「いいじゃない。細かいことは!それより、お茶を煎れてよ。たっぷりのロシアンティーを。」
ぐいぐいと無理やり大きな体を玄関の敷居を跨ぎ、内側に押し入る。しかし、きちんと靴を脱ぐことは忘れなかった。以前こっぴどく叱りつけたのを忘れていないようだ。マフラーで首を締め付けられたら忘れられないというだけかも知れないが。
女性の日でもなんでも、彼が自分を大切に思っているというのは伝わった。こんな手にのってしまって、彼を憎からず思ってしまうのは、まだ自分が若いということかも知れない。
「はあ、もう。わかりやすい人ですね。お茶、煎れてあげますからその手に持っているケーキは自分で出してくださいね。」
そういうと、どうやら隠していたつもりらしいロシアさんは、えっと目を見開いた後、向日葵みたいに笑った。
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リンク:同人サイト様のみ
店名:三日月商會
アドレス:http://blaueterra.blog.shinobi.jp/
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