三六五題十一
三六五題
骸綱
骸綱
011. 愛なんて知らない
胸の奥がじりじりとする。
苛々が止まらない。
何なんだこれは
「沢田綱吉、これは偶然ですね」
「あっ骸…さん」
お久しぶりです!と相変わらずほやほやとした花でもしょっていそうな笑顔で話しかけてくる。
誰にでもそんな顔して話すんだろうと思うと胃の府が熱くなる。
ああもう何なんだこれは!君がいるからいけない!
「って骸さん聞いてるんですか」
考え事をしているうちにも何か話し続けていたのだろう、怪訝そうにこちらを見ていた。
「君は誰にでもそうなんですか」
「はい?」
突然口をついて出た言葉に自らも驚きつつ、目の前でも大きな瞳をまるまると見開かせながら彼が見上げている。
「君はいつもそうやって誰にでもへらへらとして上目遣いで話しかけるんですか」
「えっ」
「淫らな行為です」
この苛々の名前も、煮えたぎるほどの独占役をもたらすそれの名前もしらない。
だから傷つけると知っていても、止められない。
さぞかし傷ついた顔をしているんだろう、彼は何もいわなかった。
「沢田綱吉…?」
あまりに長い間黙っているから、少し心配になって見返す(矛盾した感情だ)
「ん、何、骸?」
そこには先ほどと変わらないままにこやかな彼がいた
(僕は愛されたことなんかないから分からないけれど、受け止めてくれるこれも愛だというのなら、)
まだ生まれたてのこの感情で君を愛そう
胸の奥がじりじりとする。
苛々が止まらない。
何なんだこれは
「沢田綱吉、これは偶然ですね」
「あっ骸…さん」
お久しぶりです!と相変わらずほやほやとした花でもしょっていそうな笑顔で話しかけてくる。
誰にでもそんな顔して話すんだろうと思うと胃の府が熱くなる。
ああもう何なんだこれは!君がいるからいけない!
「って骸さん聞いてるんですか」
考え事をしているうちにも何か話し続けていたのだろう、怪訝そうにこちらを見ていた。
「君は誰にでもそうなんですか」
「はい?」
突然口をついて出た言葉に自らも驚きつつ、目の前でも大きな瞳をまるまると見開かせながら彼が見上げている。
「君はいつもそうやって誰にでもへらへらとして上目遣いで話しかけるんですか」
「えっ」
「淫らな行為です」
この苛々の名前も、煮えたぎるほどの独占役をもたらすそれの名前もしらない。
だから傷つけると知っていても、止められない。
さぞかし傷ついた顔をしているんだろう、彼は何もいわなかった。
「沢田綱吉…?」
あまりに長い間黙っているから、少し心配になって見返す(矛盾した感情だ)
「ん、何、骸?」
そこには先ほどと変わらないままにこやかな彼がいた
(僕は愛されたことなんかないから分からないけれど、受け止めてくれるこれも愛だというのなら、)
まだ生まれたてのこの感情で君を愛そう
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