三六五題 五、六
三六五題
(http://yucca.b7m.net/capriccio/tit/index.htm)
・獄ツナ
・米ロ
(http://yucca.b7m.net/capriccio/tit/index.htm)
・獄ツナ
・米ロ
**
005. だけど貴方は気付かないでいて
今日も、嫌な夢は続く。
「十代目!」
「ああ、よくきたね」
綱吉は、隼人に向かってにこりと笑った。
最近、よく嫌な夢を見る。
ぬめった手のひらには、しっかりと血が付いている。
下を見れば、その血の持ち主だろうか分からないけれど、死体が転がっている。
また、思い出して手が震えた。
隼人は、一瞬曇る綱吉の顔を見て、ハッとなる。
「沢田さん!ケーキを食べませんか!前に沢田さんが好きだっておっしゃってたケーキですよ!」
「ん、え!本当に?!やった!」
じゃあお茶を入れてきますから!と言って出て行く隼人を見送って、綱吉は手のひらを見る。
まだ、震えていた。
(気付かないでいて)
(俺ではだめですか)
006. 真っ赤な目
泣いたのか。
彼の目は真っ赤だった。
どうしてどうしてと何度も答えないあれに向かって怒りと、悔しさと悲しさ、無力さで涙でぐちゃぐちゃになりながら昨日も眠ったのだろう。
少し疲れたような彼は、その目を真っ赤にしていた。
冬が、全てを奪う。
凍てつく大地に、行き場のない思いに押し潰されそうになりながら、それに負けじと意地を張る。
見れば体は細く白く、こんな寂しい場所は似つかないというのに。
「ロシア。」
(少しでも君の痛みを味わえたなら良かったのに。)
005. だけど貴方は気付かないでいて
今日も、嫌な夢は続く。
「十代目!」
「ああ、よくきたね」
綱吉は、隼人に向かってにこりと笑った。
最近、よく嫌な夢を見る。
ぬめった手のひらには、しっかりと血が付いている。
下を見れば、その血の持ち主だろうか分からないけれど、死体が転がっている。
また、思い出して手が震えた。
隼人は、一瞬曇る綱吉の顔を見て、ハッとなる。
「沢田さん!ケーキを食べませんか!前に沢田さんが好きだっておっしゃってたケーキですよ!」
「ん、え!本当に?!やった!」
じゃあお茶を入れてきますから!と言って出て行く隼人を見送って、綱吉は手のひらを見る。
まだ、震えていた。
(気付かないでいて)
(俺ではだめですか)
006. 真っ赤な目
泣いたのか。
彼の目は真っ赤だった。
どうしてどうしてと何度も答えないあれに向かって怒りと、悔しさと悲しさ、無力さで涙でぐちゃぐちゃになりながら昨日も眠ったのだろう。
少し疲れたような彼は、その目を真っ赤にしていた。
冬が、全てを奪う。
凍てつく大地に、行き場のない思いに押し潰されそうになりながら、それに負けじと意地を張る。
見れば体は細く白く、こんな寂しい場所は似つかないというのに。
「ロシア。」
(少しでも君の痛みを味わえたなら良かったのに。)
PR
西條事情
店主:西條
リンク:同人サイト様のみ
店名:三日月商會
アドレス:http://blaueterra.blog.shinobi.jp/
メルフォは下にあります。
リンク:同人サイト様のみ
店名:三日月商會
アドレス:http://blaueterra.blog.shinobi.jp/
