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ひめおさめのすすめ

コロツナ

何気に初のコロツナですけどーーー!!くは!

「姫始め」という言葉があるんですが、勝手に「姫納め」という言葉をねつ造しました。間違っても使わないでください ね!


*
*

爆音が鳴り響いた。



「…いい?わかった?」

綱吉はにっこり、と泣く子もだまる恐怖スマイルで言った。

「は、はい!」

隼人は今までに無いくらいにひやりとする背中に、額に浮かぶ汗もそのままに足早に礼をして部屋を立ち去った。



「ったく隼人はいつまでたっても中学生の時と変わらないんだから!俺だって一人で行きたい場所くらいあるよ!」

事の始まりはそう、日本では恋人同士が、その他の殆どの国では家族と、キリストの生誕を祝いあうクリスマスから。

「今日はクリスマスだし、前から言ってたけど、お休みとるからね!」

そう、先日からずっと言っていたのだけど確認のために言った。

それも、今日は久しぶりに恋人と会おうということで前から楽しみにしていたのだから。

恋人と言っても、悲しいかな女性ではなく。

年下の、金髪も艶やかな年齢不詳な外見を持つ、マフィアランドの支配人、青のアルコバレーノ、コロネロだ。

別にコロネロが男だから好きになったという訳ではないので悪しからず。たまたま好きになったコロネロの性別が男だったということ。
そも二人の出会いと言えばまだ中学生の頃で十年以上前の話だ。
家庭教師を名乗り出た(というか先代に依頼を受けてやってきた)最強のヒットマン、リボーンによる地獄の日々のある1日に出会った。
そこからいくつもの困難を乗り越え、いつだったか、コロネロが「好きだぜコラ!アあぁあ愛してるコラ!」と真っ赤な顔をして告げて、それに答えるように優しく、触れるだけのキスをした。

だというのに、折角のクリスマス、二人で出かけたはいいものの、あちらこちらで守護者に出会し、金の卵よろしく後から後からついてくるものだから結局諦めて皆で過ごすことになったのだ。

その時のコロネロの情けない顔ったらなかった。

リボーンが訳のわからない言葉とともにコロネロに喧嘩を売るし、コロネロもコロネロで売られた喧嘩を買うし…で散々だったのだ。

と、いうことでイタリアでは恋人と過ごすという年越しにリベンジをかけたのだった。

「いいのか、ツナ」

窓ガラスを割ってやってきて、(先ほどの爆音の原因)背後に控えていたコロネロは、まだムスッとしている綱吉に心配そうに問いかける。

「ん!いいの!」
それににこりと、(多分誰かが見ていたら鼻血をたらすか、頭の中を吹っ飛ばす勢いの)笑顔で答えた。

「ま、こんなおじさんなんかと過ごしてもあんまり楽しくないかもしれないけど
、可愛がってよね!」

「…お!おう!猫可愛がりだぜコラ!」

「はは、コロネロ面白いな〜!猫可愛がりって…ふふ、にゃぉ〜ん!なんちゃって ね!」

(反則だぜコラ…)

さてと、と綱吉は立ち上がり、コロネロの若干(興奮のためか緊張のためか)汗ばんだ手をとり、手のひらに一つキスをしてからしっかりと握った。









(ああもう、あんなに真っ赤になったらこっちまで恥ずかしいじゃんか!)

(…二人きりなんて久しぶりすぎてどうしよう…嫌われやしないだろうか)

(さぁて今夜は寝れないぞ!)



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