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眠り姫に目覚めのキスを

リボツナ。ディアマインパロです。風茉=リボーン、咲十子=ツナ
*
*

うららかな陽射しに微睡みながら、夢見ごごちの中で物音を聞いた。





「リボーンの馬鹿!最低!もう絶対口きかないからな!」



普段はめったと怒らない(怒らないのとツッコむのとは別にして)綱吉の怒声と、哀れな家財たちが床や壁にぶつかる音がボンゴレの本部の外にも聞こえるくらいに響いた。

「んだとっこのダメツナぁ!」

こちらもすかさず銃をぶっ放す。

「人のっ人のっ人の日記を読むなんて!プライバシーの侵害も甚だしい!」

どかん!と勢いよく部屋から飛び出したのは珍しく黒ずくめの子供、最強のヒットマン兼家庭教師のリボーンの方で、それを猛然とこの屋敷の主人であるボンゴレファミリーの十代目である綱吉が追いかける。

こんな姿は滅多と見れない…もとい初めてなので、ボンゴレ屋敷の護衛や、丁度行き逢った部下たちは目を溢れんばかりに見開いてあんぐりと顎を落としていたという。

「十代目!どうなさったんですか!」

そのうち正気に戻った隼人が、綱吉を追いかけて問いかける。

「りっリボーンがっ!俺の日記帳、読んだんだっ…………!」

と、角を曲がったリボーンの後ろを追いかけて自分も曲がろうとしたときだった

「…おや綱吉くん、こんなところでお久しぶりです…クフフ」

「きあー!」

突然現れた骸に道を塞がれ、哀れ、綱吉と獄寺、骸はその場でもつれて倒れ込ん
だ。







「一体何をしてんだ、コラ」

コロネロの金髪が眩しく、気がついた綱吉は目を細める。

「ん、あー…ころ、ねろ」

ひやりと額に当てられた手が気持ちいい。

倒れたあのあと、隼人に部屋に運ばれたところに、コロネロがやってきて世話をしたのだという。

気がついたと聞き付けた骸や隼人、リボーンが続々と部屋に足を踏み入れる。

「アルコバレーノと喧嘩なんて珍しいですね、」

にんまりと笑う骸はとても楽しそうに、綱吉を見た後、リボーンをじろりとねめつけた。

「チッ…喧嘩なんてしてねー。一方的に攻撃されただけだ」

「おや、あなたが銃で黙らせないのは珍しい。何かしらの負い目があるんですか
ね」

「あるわけねーだろ!」

「おや怖い」

クフフ、と不気味に嗤って骸はリボーンの焦った様子を見て去って行った。

「骸さんは何の用事だったの」

聴けば、だれもその用事を知らない。まあそんなことはいつものことだから、と誰も気にする様子はない。けれど、リボーンのあのプライバシーの侵害行為の一件の真相を知っているらしい。

「......骸さんに聴いてこようかな」

「やめろ!」

焦った様子でリボーンが止めにはいる。それを見ていたコロネロはひとつため息をついて、

「わかったから。お前らちょっとこっから出てろ、コラ。綱吉がゆっくりできねー」





本当のところ、日記なんて見なくても毎日の行動はリボーンに筒抜けだし、感想なんて確認しなくたって、リボーンには心の中が見えてしまうから必要ないのだ。

ならば何故、そんなことになったのか。

真相を知った綱吉が、今度はリボーンに追いかけられるのは、あともう少し後の話。





(おい、どこ行くんだツナ、綱吉!)

(ああああ恥ずかしい寄ってくんなばかー!)

(........)
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